首すわり・寝返りの時期、月齢別にいつからか一目で

首すわりと寝返り、うちの子は今ごろで合ってる? 生後1か月から6か月以降まで月齢別の時期を一枚の表にまとめ、個人差や確認が必要なサインまで盛り込みました。

首すわり・寝返りの時期、月齢別にいつからか一目で

「100日を過ぎたのに、まだ首がしっかりすわらない気がします」「近所の赤ちゃんはもう寝返りするのに、うちの子はいつごろ?」——生まれて数か月、首すわりと寝返りは、親が真っ先に待ちわびる発達です。だからこそ気が急いて、つい他の子と比べてしまいますよね。

まず大きな流れからお伝えします。首すわりは生後1〜2か月ごろ、うつ伏せで頭を少し持ち上げることから始まり、3か月ごろには45〜90度まで持ち上げ、4〜5か月になると安定してすわることが多いです。寝返りはたいてい4〜6か月の間に始まりますが、早い子は3か月で、遅い子は7か月以降にすることもあり、それも正常範囲のうちです。

そしてこの時期は、赤ちゃんによる差が本当に大きいものです。下の表に月齢別の流れをまとめましたので、まずはお子さんの月齢の行を見てください。ただし時期はきっちり決まった正解ではなく、広い範囲としてとらえてくださいね。

首すわりと寝返り、月齢別にいつごろ?

一枚にまとめるとこうなります。生後1か月から6か月以降まで、首すわりと寝返りがどうつながっていくかをまとめた表です。お子さんの月齢に当たる行を探してみてください。

生後1か月から7〜8か月まで、首すわりと寝返りの発達を月齢別にまとめたタイムライン表のインフォグラフィック
時期首すわり寝返りとその次の動き
1〜2か月うつ伏せで頭を少しだけ持ち上げますまだ早い時期です
3か月うつ伏せで頭を45〜90度持ち上げ、少し保ちます早い子は寝返りを始めることもあります
4〜5か月抱き上げても頭が大きく後ろに倒れず、安定してすわりますこの頃、うつ伏せから仰向けへの寝返りを始めることが多いです
6か月頭を自由に動かせます仰向けからうつ伏せへの寝返り返り、ずりばいへつながることも
7〜8か月座った姿勢でも頭が安定しますずりばいやハイハイで移動が増えます

表を見ると、首すわりがある程度落ち着いた後に寝返りが始まる流れが見えてきます。ただし時期が重なる子も多く、早い・遅いが発達の優劣を意味するわけではありません。この表は大きな見取り図としてとらえ、お子さんならではのペースは別に見守ってあげてください。

首すわりは、どんな段階で完成する?

首すわりは一朝一夕でできるものではなく、数か月かけて筋肉が育ちながら段階的に完成していきます。はじめは頭を少し持ち上げる程度だったのが、だんだん長く、高く持ち上げられるようになります。

床にうつ伏せになり、腕で上体を支えて頭を持ち上げ正面を見る赤ちゃん

1. 生後1〜2か月、頭を少し持ち上げる時期

この頃の赤ちゃんは、うつ伏せのときに頭をほんの少しだけ持ち上げ、すぐに下ろします。まだ首や背中の筋肉が育ちきっていないので長くは保てませんが、この短い持ち上げが首すわりの第一歩です。

2. 3か月ごろ、45〜90度まで持ち上げる

3か月ごろになると、うつ伏せの姿勢で頭を45度から90度近くまで持ち上げ、少しその姿勢を保てるようになります。生後100日ごろがだいたいこの段階なので、首すわりが完成する時点というより、本格的に力がついてくる時期と考えるとよいでしょう。

3. 4〜5か月、安定してすわる時期

この頃になると、抱き上げるときに頭が大きく後ろに倒れず、自分である程度支えます。首が安定してすわるというのは、たいていこの時期を指します。ここからは縦抱きのときもぐっと楽になります。

4. 6か月以降、自由に動かす

6か月ごろには頭を自由に動かし、座らせても首をしっかり支えます。この力が、寝返り・おすわり・ずりばいといった次の発達の土台になります。

寝返りはいつ、どんな順番で?

寝返りはたいてい生後4〜6か月の間に始まります。早い子は3か月で寝返りすることもあれば、7か月を過ぎてからする子もいて、どちらも広く見れば正常範囲のうちです。始まる時期より大切なのは、赤ちゃんが少しずつ体をひねり、力を使おうとする動きが見られるかどうかです。

マットに寝て体を横に回そうとする赤ちゃん

順番を見ると、たいていはお腹を床につけた状態から背中側へ回る寝返りを先にします。うつ伏せの姿勢から体をひねって仰向けになる向きですね。その次が反対で、仰向けの状態からお腹側へ回る寝返り返りですが、これは寝返りより少し後に現れることが多いです。

ひとつ知っておくとよいのは、寝返りが初めて出てくる時期からは、赤ちゃんを一人で高い場所に置かないことです。昨日まで寝返りできなかった子が急に寝返りして、ソファやベッドから落ちてしまうことが、この頃はよくあります。

寝返りの次は、どんな発達につながる?

寝返りと寝返り返りに慣れてくると、赤ちゃんの世界はどんどん広がります。寝ているだけだった子が自分で向きを変え、やがて行きたい場所へ移動しようとする動きが出てくるからです。

寝返りから寝返り返り、ずりばい、ハイハイ、おすわりへとつながる赤ちゃんの移動発達の流れ図インフォグラフィック

たいてい5〜6か月ごろから、お腹を床につけたまま体を引きずって進むずりばいが始まり、6〜7か月を過ぎるとひざと手で這うハイハイへつながります。ここにおすわりも近い時期に身についていきます。

ただし、この順番をすべての赤ちゃんがそのまま通るわけではありません。ある子は寝返りをほとんど飛ばしておすわりやハイハイに進むこともありますし、ずりばいなしでハイハイに進む子もいます。順番が少し違っても心配なことではなく、それぞれ楽な方法で体を使っていく過程だと考えてください。

赤ちゃんごとに違うのは、なぜ当たり前?

同じ月齢でも、ある子はもう寝返りし、ある子はまだ首すわりの最中です。これは発達の優劣ではなく、ペースと順番の違いにすぎません。生まれた週数、気質、体重、うつ伏せ遊びの時間がどれくらいあるかといった、いくつもの要因がそれぞれ違って働くからです。

寝返りや首すわりが早いからといって後でより上手に歩いたり賢かったりするわけでもなく、少し遅いからといって後れをとるわけでもありません。特に早産で生まれた赤ちゃんの場合は、本来の予定日を基準にした修正月齢で見るほうが合っていて、暦の年齢だけで比べると気ばかり急いてしまいがちです。ですから発達は「何か月で必ず何かをしなければならない」ではなく、広い範囲で見守るほうが気持ちが楽になります。

うつ伏せ遊びの時間と、安全な寝床はどう整える?

首すわりと寝返りの土台になる筋肉は、起きているときのうつ伏せ遊び、いわゆるタミータイムでよく育ちます。赤ちゃんが機嫌よく起きているときに、短い時間を何度もうつ伏せで遊ばせると、首や背中、肩の筋肉を使う練習になります。はじめは数分でもつらそうにすることがあるので、少しずつ増やしていけば大丈夫です。タミータイムをどう始めて増やしていくかは、タミータイムのやり方と発達の目安のまとめで詳しく紹介しています。

ひとつ必ず区別しておきたいことがあります。うつ伏せ遊びは、あくまで赤ちゃんが起きていて、そばで見守れるときだけです。寝かせるときは必ず仰向けに寝かせ、うつ伏せ寝は避けてください。まだ寝返りが不慣れな時期にうつ伏せで寝ると危険なことがあるため、寝床は硬く平らな面に、赤ちゃんをまっすぐ仰向けに寝かせるのが安全です。

こんなときは小児科で確認を

発達の時期は幅が広いので、少し早い・遅いは、ほとんどの場合心配いりません。ただし、下のようなサインが見られる場合は、一人で判断するより小児科や乳幼児健診で確認してみるとよいでしょう。

  • 生後4か月を過ぎても、うつ伏せのときに頭をほとんど持ち上げないとき
  • 抱き上げるときに、頭がずっと大きく後ろに倒れるとき
  • 6か月を過ぎても、寝返りしようとする動きがまったく見られないとき
  • 片方だけに寝返りする、または体の片側を極端に使わないとき
  • 体が過度に硬い、または反対に力なくぐったりしているとき
  • できていた首すわりや寝返りを、あるときからまたしなくなるとき

発達が気になるとき、どんなサインを見て、いつ受診するとよいかは、発達が遅い気がするとき、いつ病院へ行けばいい?で詳しく取り上げています。定期の乳幼児健診でも発達の状態を確認してもらえるので、気になる点はそのとき一緒に聞いてみると安心です。

はじめての節目は、記録に残しておくと安心

首すわりや寝返りは、過ぎてしまうと「あれっていつだったかな」とあいまいになりやすい瞬間です。はじめての首すわり、はじめての寝返りのように、初めてできた日付をそのつど書きとめておくと、後でお子さんの発達の流れを振り返るのにもよく、健診のときにいつから何をしたか話すのにも便利です。

こうした瞬間をすくすくぱしゃに写真と一緒に成長記録として残しておくと、離れて暮らす祖父母や家族も、お子さんが初めて寝返りした様子を見て、コメントで一緒に喜び、反応を残せます。はじめての節目の喜びを、家族みんなで分かち合えるわけです。

お腹を床につけ、腕で上体を支えて頭を持ち上げた赤ちゃん

よくある質問

生後100日を過ぎたのに、まだ首が完全にすわりません。遅いのでしょうか?

100日はおよそ3か月ごろなので、この時期は首すわりが完成するというより、頭を持ち上げる力がついてくる段階です。安定してすわるのはたいてい4〜5か月なので、もう少し見守っても大丈夫ですが、うつ伏せのときに頭をほとんど持ち上げない場合は、健診のときに確認してみてください。

寝返りがいつも片方だけです。大丈夫でしょうか?

はじめは楽な向きだけに寝返りする赤ちゃんが多いです。時間がたつと両方できるようになる場合がほとんどですが、体の片側を極端に使わない、または姿勢がずっと片方に偏る場合は、小児科で見てもらうとよいでしょう。

寝返りした後、自分で戻れずに泣きます。どうすればいい?

寝返りはできるけれど寝返り返りがまだの時期によく見られる様子です。もどかしくて泣いているので、そばで姿勢を変えてあげれば大丈夫です。寝返り返りは寝返りより少し遅く出てくることが多いので、少しずつ待ってあげてください。

寝返りを飛ばしてすぐ座ろうとします。問題でしょうか?

発達の順番は赤ちゃんによって違うので、寝返りをほとんどせずおすわりやハイハイに進む子もいます。順番が違うこと自体はたいてい心配いりませんが、他の動きも一緒にゆっくりに感じる場合は、健診のときに聞いてみるとよいでしょう。

最後に整理すると

首すわりは生後1〜2か月に頭を少し持ち上げることから始まり、3か月で45〜90度、4〜5か月で安定してすわり、6か月で自由になっていく流れです。寝返りはたいてい4〜6か月の間に始まり、早ければ3か月、遅ければ7か月以降でも正常範囲のうちで、その後は寝返り返りやずりばい、ハイハイへつながります。

何より、この時期は赤ちゃんごとにペースと順番が違うのが当たり前だということを覚えておいてください。早い・遅いは優劣ではありません。うつ伏せ遊びの時間で筋肉を助けつつ、寝かせるときは必ず仰向けにし、発達が気になるときは関連記事や乳幼児健診、小児科での相談で確認すると、ぐっと安心できます。