赤ちゃんの昼寝スケジュールまとめ — 月齢別の回数と時間は?
うちの子の月齢だと、お昼寝は何回、何時間が普通なのかな? 新生児から2歳まで、月齢別の「お昼寝の回数・お昼寝の時間・夜の睡眠・1日の総睡眠時間」を表にまとめました。 数値はあくまで目安の範囲であり、赤ちゃんによって個人差が大きいという点も合わせて解説しています。
夜になんとか寝かしつけた後は、今度は昼寝のことが気になりますよね。「この時期の赤ちゃんは一日に何回昼寝をするんだろう」「何時間くらい寝るのが正解なのかな」と調べてみても、記事によって数字が少しずつ違って、さらに迷ってしまうこともあります。
まず大きな流れからお話しすると、昼寝の回数は新生児期の一日4〜6回と最も多く、月齢が進むにつれて徐々に減っていき、1歳(12ヶ月)ごろに2回、2歳ごろに1回へと落ち着いていく流れです。一日の総睡眠時間は、新生児が14〜17時間と最も長く、成長とともに11〜14時間ほどへとゆるやかに減っていきます。ただし、これらの数字はあくまでも平均的な範囲なので、わが子がその範囲より少し少なかったり多かったりすることはよくあることです。
この記事では、月齢別の昼寝の回数・昼寝の時間・夜の睡眠・一日の総睡眠時間をまずは一覧表でご紹介し、時期ごとにどのような変化が起きるのか、また、わが子が表と違うときには何を基準に考えればよいのかまで解説します。
月齢別の昼寝スケジュール、一覧でチェック
下の表は、新生児から2歳までの赤ちゃんが一日に昼寝を何回、どれくらいするのかをまとめたものです。昼寝の回数と一日の総睡眠時間は公式の推奨範囲に従っており、夜の睡眠は総睡眠時間から昼寝を引いた目安の値なので、表の中でも幅があります。まずはわが子の月齢の欄を探してみてください。
表を見ると、睡眠の変化が一目でわかります。昼寝の回数と昼寝の時間はだんだん減り、その分、夜にまとめて眠る時間が少しずつ長くなっていきます。そのため、一日の総睡眠時間は大きく変動するのではなく、ゆるやかに下降していく傾向にあります。ただし、同じ月齢でも赤ちゃんによって2〜3時間ほどの差が出るのは珍しいことではないので、数字は「このくらいなんだな」という参考に留めておきましょう。正確に何時に寝かせるのがいいのか、そのタイミングの考え方が気になる方は、記事「月齢別の起きている時間と昼寝のタイミング」を続けて読むと役立ちます。
新生児期はなぜこんなに頻繁に昼寝をするの?
0〜2ヶ月の新生児は、一日4〜6回、多ければそれ以上の回数、昼寝をします。まだ昼夜の区別がはっきりしていないため、短く寝て起きて授乳し、また眠るというリズムを一日中繰り返すからです。一度に長く寝るよりも、2〜4時間間隔で小刻みに寝るのがこの時期の自然な姿です。
一日の総睡眠時間が14〜17時間と一生で最も長い時期でもあります。そのうち昼寝が6〜8時間を占めるので、事実上、一日の半分以上を寝て過ごしていることになります。この時期は「何回寝かせなければならない」という目標を立てるよりも、赤ちゃんが眠そうなら寝かせ、お腹が空いたら授乳するという流れに合わせるほうが、ママ・パパも赤ちゃんも楽に過ごせます。
昼夜の区別は、通常生後6〜8週を過ぎたあたりから少しずつ整い始めます。昼間は自然光を取り入れて活動的に、夜は照明を落として静かに過ごすことで、赤ちゃんが夜の睡眠をより長く続けられるようになる手助けになります。新生児の睡眠リズムをどのように整えていけばいいか、全体的な流れが気になる方は「新生児のねんねトレーニング基礎ガイド」も参考にしてみてください。

3〜6ヶ月、昼寝が3〜4回に減り、夜の睡眠が長くなります
3〜4ヶ月になると昼寝の回数が3〜4回に、5〜6ヶ月には3回ほどに定着してきます。新生児期のころのように四六時中寝ていたリズムが、午前中の昼寝・午後の昼寝・夕方の短い昼寝といった具合に、少しずつ規則的になり始める時期です。
この時期の最も嬉しい変化は、夜の睡眠が長くなることです。一般的に3〜4ヶ月ごろから夜にまとめて眠る時間が増える傾向にあり、昼寝は減っても一日の総睡眠時間は12〜15時間前後を維持します。夕方の短い昼寝が中途半端な時間になって夜の寝つきを邪魔しているようであれば、その昼寝を少し早めたり短く調整したりするのも一つの方法です。
ただし、この変化のスピードは赤ちゃんによって異なります。4ヶ月ですでに昼寝3回に落ち着く子もいれば、6ヶ月になってもまだ4回寝る子もいます。どちらも表にある範囲内の流れなので、周りの子と比較するよりも、わが子がよく飲み、機嫌よく起きているかどうかをまずは見てあげてください。

1歳前後、昼寝2回から1回へ移行する時期です
7〜12ヶ月の赤ちゃんは、たいてい昼寝を2回します。午前に一度、午後に一度というリズムがこの時期を通して続くことが多く、昼寝の合計時間は2〜3時間程度です。夜の睡眠が10〜12時間とかなり安定してくるため、一日の総睡眠時間は12〜14時間の範囲に入ります。
1歳を過ぎて13〜17ヶ月になると、そろそろ昼寝が1〜2回の間を行き来するようになり、18〜24ヶ月ごろには午後の昼寝1回へと定着していく流れが一般的です。2回から1回への移行期には、赤ちゃんが午前の昼寝を嫌がったり、逆に午後に眠くなりすぎて夕方の時間が機嫌が悪くなったりするなど、数日間リズムが揺らぐことがあります。そんなときは一日でいきなり昼寝をなくすのではなく、午前の昼寝を少しずつ後ろにずらして、昼食後の1回に自然にまとめていくと、赤ちゃんへの負担が少なくなります。
移行のサインは、月齢よりも赤ちゃんの状態にあります。昼寝の時間になっても元気に遊び、片方の昼寝を抜いても夜の睡眠や機嫌に大きな影響がなければ、1回へ移行する準備ができているサインかもしれません。逆に、無理に減らしたことで夕方ごとにひどくぐずったり、夜の睡眠がかえって悪くなったりする場合は、まだ早いということなので、焦らなくても大丈夫です。

わが子は表よりも睡眠時間が短いのですが、大丈夫でしょうか?
最も多い悩みがこれです。表を見た後で、わが子がそれよりも寝ていないように感じると心配になりますよね。結論から言うと、一日の総睡眠時間が範囲の近くにあり、赤ちゃんがよく飲み、機嫌よく起きているのであれば、たいていの場合は心配いりません。
昼寝の回数や一度の長さよりも重要なのは、一日全体の睡眠の合計です。昼寝を短く何度もする子もいれば、一度に長く寝てその分回数が少ない子もいます。二人の赤ちゃんの昼寝スケジュールは表では違う箇所に見えても、一日の総睡眠時間で見れば似通っていることがあります。ですから「何回・何分」にこだわりすぎず、一日を通してどれくらい寝ているか、そして起きている時のコンディションがどうかを合わせて見るようにしましょう。
判断に迷ったときの基準はこうです。成長と体重増加が順調で、授乳量も適切で、起きている間によく遊び、アイコンタクトや反応が良いのであれば、睡眠時間が表より少し短かったり長くても、それはその子のリズムだと捉えていいでしょう。逆に、眠れなすぎて一日中ひどくぐずり、授乳も困難だったり、反対に異常にぐったりしてなかなか起きられなかったりする状態が続くようであれば、その時は小児科で相談してみるのが安心です。
昼寝を減らせば夜もっとよく寝てくれますか?
夜の睡眠が短くて悩んでいるとき、「昼寝を減らせば夜にまとめて寝てくれるのでは」と考えがちです。しかし、この方法は期待に反する結果になることが少なくありません。昼寝が不足するとかえって過度に疲れてしまい、夜に寝付くのが難しくなったり、頻繁に目を覚ましたりする赤ちゃんもいるからです。
昼寝は夜の睡眠と競合する時間ではなく、むしろ夜の睡眠を支えてくれる時間に近いものです。昼間に適度に休息をとった赤ちゃんのほうが、夜にリラックスして眠りにつけることが多いのです。そのため、夜の睡眠を増やしたいからといって昼寝を無理に削ることはおすすめしません。夜の睡眠が極端に短かったり頻繁に起きたりする場合は、昼寝を減らすよりも、寝る時間が遅すぎないか、起きている時間が赤ちゃんにとって長すぎないかをまず見直してみるのがよいでしょう。
もちろん、前述のように夕方の短い昼寝が夜の睡眠の直前の微妙な時間に重なっているなら、その昼寝だけを少し調整してみる価値はあります。ポイントは「昼寝全体を減らすこと」と「微妙な時間の昼寝一つを整えること」は違うということです。
安全に寝かせるために、これだけは守ってください
昼寝も夜の睡眠と同じ睡眠なので、寝かせる環境の安全性は常に同じ基準で整えましょう。特に1歳未満の赤ちゃんは、昼寝だからとソファやベビーカー、大人のベッドに少し寝かせておいた隙にも、危険な状況が起こりうるため注意が必要です。
基本は仰向け(背中をつけて)で寝かせることです。そして、赤ちゃんが寝る場所には、柔らかいマットレスや厚手の布団、枕、ぬいぐるみ、ベッドガードなど、顔を覆ったり圧迫したりする恐れがあるものは置かないようにしましょう。これは乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げるために、多くの機関が共通して推奨している方法です。夏場であれば、寝かせる部屋の温度と湿度もあわせて気を配る必要がありますが、冷房や除湿の調整方法については「夏の夜に赤ちゃんを寝かせるときのエアコン・扇風機・除湿機の使い方」にまとめています。
昼寝のパターン、数日記録するだけでリズムが見えてきます
ここまで見てきた表はあくまで平均であり、本当に必要なのは「わが子の表」です。しかし、昼寝は一日に何度も繰り返されるため、感覚だけで覚えていると数日前と混同してしまいがちです。そんな時、何時に寝てどれくらい寝たかだけを簡単に残しておくと役に立ちます。
「すくすくぱしゃ」に昼寝と夜の睡眠時間を数日だけ記録しておけば、表にはないわが子だけの昼寝の流れが見えてきます。「この時間帯はいつも眠そうだな」「最近午前の昼寝がだんだん短くなってきたな」という変化を視覚的に確認できるようになります。昼寝を2回から1回に減らしてみるタイミングを判断するときも、数日分の記録があれば、ずっと安心して決めることができます。
よくある質問
新生児が昼寝で4時間も続けて寝ています。起こすべきですか?
新生児期には、授乳間隔を守るために昼寝中であっても一定時間ごとに起こして飲ませる必要がある場合があります。特に体重が順調に増えていない場合や、まだ授乳リズムが定まる前であれば、かかりつけ医が勧める授乳間隔を基準にしましょう。逆に、成長が順調でよく飲んでいるのであれば、昼寝を少し長くするのは自然な姿かもしれません。
昼寝の時間が毎日バラバラなのですが大丈夫でしょうか?
月齢が低いほど、昼寝の時間と長さが毎日少しずつ変わるのはよくあることです。月齢が進んで夜の睡眠が安定し、起きている時間が規則的になってくると、昼寝も次第に一定してくることが多いです。一日の総睡眠時間が極端に不足しておらず、赤ちゃんのコンディションが良ければ、数日単位の流れでゆったりと見守ってあげてください。
昼寝を30〜40分で起きてしまいますが、もっと寝かせるべきですか?
一度の昼寝が短くても、一日の総睡眠時間が確保されているのであれば、それ自体を問題と捉える必要はありません。ただし、短く寝て起きた後にひどくぐずる場合は、寝かせる部屋が明るすぎたりうるさすぎたりしないか、起きる直前にお腹が空いていたり不快なことがなかったか、環境を一緒に見直してみると良いかもしれません。
1歳を過ぎた赤ちゃんが昼寝を全くしようとしません。
1歳を過ぎて昼寝2回から1回への移行期には、昼寝を拒否しているように見える時期があります。そんな時は昼寝を完全になくすのではなく、時間帯を午後の1回にまとめてみるのが良いでしょう。昼寝を無理にやめたことで夕方ごとにひどくぐずり、夜の睡眠がかえって悪くなるなら、まだ昼寝が必要な時期かもしれないので、急がなくても大丈夫です。
最後にまとめると
月齢別の昼寝スケジュールは、新生児の4〜6回から始まり、1歳ごろに2回、2歳ごろに1回へとゆるやかに減っていく大きな流れを描きます。一日の総睡眠時間も14〜17時間から11〜14時間へと徐々に下がっていきます。しかし、これらの数字はあくまでも平均的な範囲であり、わが子がその中で少し違った眠り方をするのは自然なことです。
ですから「何回・何時間」という数字一つに縛られるのではなく、一日の総睡眠時間と起きている時のコンディションを合わせて見てあげてください。昼寝を無理に減らして夜の睡眠を増やそうとするよりも、赤ちゃんのサインに従ってリズムを少しずつ整えていくほうが、結果的に親子ともに楽な道になります。寝かせるときの安全な環境だけは常に守り、心配なサインが続くときは小児科で相談してみましょう。
参考文献
妊娠・育児総合ポータル アイサラン「乳幼児の睡眠・お世話」 https://www.childcare.go.kr/
育児ウィキ(育児クルー)「月齢別睡眠時間」 https://www.yugacrew.com/yugawiki
米国睡眠財団(NSF)「年齢別推奨睡眠時間」 https://www.thensf.org/
米国小児科学会(AAP)「乳児の安全な睡眠環境の勧告」 https://www.aap.org/