新生児の爪切り、傷つけずに切るコツ
新生児の爪切りが怖いですか?いつから切るか、どの道具が安全か、傷つけずに切る方法、出血時の対処、受診が必要なサインまで整理しました。
小さな指先の爪を切ろうとすると、皮膚を挟んでしまうのが怖くて、はさみを当てる前から手が震えますよね。多くの親御さんが、新生児の爪切りをいちばん怖い育児のひとつに挙げます。
まず、ほっとしていただける話から。いくつかのポイントを押さえれば、新生児の爪も安全に整えられます。新生児の爪は思ったより早く伸び、しかも薄いので、そのままにしておくと赤ちゃんが自分の顔を引っかいてしまうこともあります。いつから切ってよいのか、どんな道具が安全か、傷つけずに切る方法、もし出血したときの対処までを、順番に整理してみます。
新生児の爪、いつから切ってよい?
必要なら、新生児の時期から切ってあげて大丈夫です。爪が伸びて顔を引っかくようなら、特定の時期を待つ必要はありません。
新生児の爪は早く伸びるので、たいてい週に1〜2回ほど、様子を見ながら整えることになります。足の爪は手より遅く伸びるので、それほど頻繁でなくても大丈夫です。ただ、伸びる速さには赤ちゃんによって差があるので、回数よりも長さを見て判断するのがおすすめです。
どんな道具が安全?
新生児には、先が丸い乳児用のはさみか、ベビー用の爪切りが安全です。大人用の大きな爪切りは、赤ちゃんの爪に対して大きく、力加減も難しいので勧めません。
道具ごとに、こんな違いがあります。
| 道具 | 特徴 | こんな方に |
|---|---|---|
| 乳児用はさみ(先が丸い) | 薄い新生児の爪を少しずつ整えやすい | 初めてで怖い方 |
| ベビー用爪切り | 慣れれば手早く整えられる | ある程度手に慣れた方 |
| 電動爪トリマー(削るタイプ) | 切らずに削るので傷のリスクが少ない | 切るのが怖い方 |
「これが正解」という道具があるわけではありません。手に慣れていて、赤ちゃんが動きにくい方法であれば大丈夫です。最初は先の丸いはさみや、削るトリマーが安心という方が多いです。
傷つけずに切る方法
ポイントはひとつ。赤ちゃんが動かないときに、爪と皮膚を離して少しずつ切ることです。
- 眠っているか落ち着いているときにしましょう。ぐっすり眠るお昼寝や、授乳直後のうとうとした時間がおすすめです。
- 切る指の先の皮膚を軽く下に押して、爪と皮膚の間にすき間をつくります。そうすれば皮膚を挟みません。
- 一度に深く切らず、少しずつ何回かに分けて整えます。短く切りすぎると痛がったり、深爪になったりします。
- 明るい場所で、赤ちゃんの手を自分の手で包んで固定し、ゆっくりと。急ぐとかえって失敗します。
一人で難しいときは、一人が抱っこして、もう一人が切るのもよい方法です。
手足の爪、どんな形に切る?
手の爪は先を直線に近く、角だけほんの少し丸くします。足の爪は直線に切るのがよいでしょう。角を深くえぐるように切ると、伸びるときに皮膚に食い込む巻き爪になることがあります。
爪の下に白く見える部分だけを整えるつもりで、ピンク色の皮膚の部分まで切らないようにするだけで十分です。
うっかり出血した、引っかきが心配なとき
少し挟んで出血しても、あわてないでください。多くは家庭で止血できます。清潔なガーゼやハンカチで少しやさしく押さえると、すぐに止まることが多いです。ばんそうこうは赤ちゃんが口に入れたり飲み込んだりする恐れがあるので、新生児には貼らないほうがよいでしょう。
まだ爪切りが怖いなら、しばらくはミトン(手袋)で引っかきを防げます。ただ、赤ちゃんは手で世界を探り、口に持っていって発達するので、一日中つけっぱなしにするより、必要なときだけ使うのがよいでしょう。
こんなときは受診しましょう
ほとんどの小さな傷は家庭で治りますが、次のようなサインが見られるときは、小児科を受診してください。
- 爪の脇が赤く腫れ、押すと痛がる・膿が見える
- 傷の部分がだんだんひどくなる、熱が出る
- 血がなかなか止まらない
爪の脇が腫れて膿むのは、ひょうそ(爪周囲炎)のことがあり、こうしたときは家庭で様子を見るより、専門家の確認が必要です。
よくある質問
爪を切る代わりに、噛んだり削ったりしてもいい?
口で噛む方法は、衛生と傷のリスクから勧められません。切るのが怖いなら、削る電動トリマーが代わりになります。
ミトンをずっとつけていても大丈夫?
引っかきがひどいときに一時的に使うのは構いませんが、つけっぱなしは勧めません。赤ちゃんが手を見て、なめて、触れながら、感覚や運動の発達をするためです。
足の爪も手と同じくらい頻繁に切る?
足の爪は手より遅く伸びるので、それほど頻繁でなくて大丈夫です。長さを見て、直線に整えてあげましょう。
最後に
新生児の爪切りは、最初は誰でも怖いものですが、赤ちゃんが眠っているときを選び、皮膚を軽く押して少しずつ整えれば、十分に安全にできます。手の爪は少し丸く、足の爪は直線に。出血しても、たいていはやさしく押さえれば止まります。
爪の脇が腫れて膿み、痛みが繰り返すようなら、そのときは小児科に相談してみてください。爪を切った日や引っかき・傷を「すくすくぱしゃ」に記録しておくと、次の手入れの周期や肌の状態の変化を把握しやすくなります。
赤ちゃんの肌が敏感で、引っかきや発疹も気になるなら、新生児の乳児湿疹・熱のこもり対策もあわせてご覧ください。